① ビニール袋の提示
② 挨拶+他人が触る (★変更しました)
【変更ポイント】
1)犬の姿勢や向き
散歩中に出会った「犬好きの人」との交流の場面を想定しています。
そうした場面で許される行動を合格基準に変更しました。
GCTから、「お座り待って」の要素を排除したため、第三者に好意的に
犬が撫でられているようであれば合格です。
犬は立ちあがっても、第三者に近付いても、お腹を見せて寝転がってもOKとします。
2)第三者の触り方
犬によっては、触られるとイヤな場所や苦手な場所もあるはずです。(耳や口元など)
第三者が「触っても良いですか?」と尋ねた際に、触り方や、犬が触られて苦手な場所を
明確に伝えて、それに沿って第三者は 「可愛いね」という風に頭を数回自然に触ります。
(*GCTは、頭から背中から、骨格にそうような形で撫でますが、
マナーハンドラーテストではあくまで、一般的な形の「頭をなでなで」します)
【NEW 付記 2月18日】
第三者は 「自然な状態・姿勢で」 触ることとします。
小型犬であれば、しゃがんで犬を怖がらせないように触ります。大型犬であれば特に
しゃがまず、頭をなでます。
想定されるハンドラーのセリフ例としては…
「触っても大丈夫ですが、耳は敏感なので頭を撫でてあげてくださいね。」や、
「鼻と口を触るとちょっと嫌がるので、頭とお腹を触ってください。」などかと思います。
3)ハンドラーのポジション
ハンドラーの姿勢は、問わないことにしています。
立ったままの「GCTモード」でも、飼い主も一緒にしゃがむかたちでもOKです。
③ 刺激の中でのお散歩 (★変更しました)
【 変更ポイント 】
GCTの項目を思い切って簡素化しました。
スタート時・戻ってきた際の「おすわり」や、途中の速度変化などは行いません。
刺激も3種ですが、「空き缶を落とす」という音の刺激は行わず
「お菓子・キャリーバック・小走りに横切る人」 という街の中では
当たり前の刺激に絞りました。
【NEW 付記 2月18日】
お菓子の刺激ですが、GCT同様、お菓子袋をカサカサさせ、音とかすかなニオイ
を刺激とします。(第三者はお菓子を食べたり、食べながら横切ったりしません)
④ 伏せ+待って 10秒間
【NEW 付記 2月18日】
この項目では、犬のリードを踏むことは 「禁止」 にします。
また、飼い主が犬のそばでしゃがんだ状態のまま、背筋を伸ばして立たず、
「待て~、待て~」というのも ダメにします。
⑤ お座り+待って 20秒間 (★変更しました)
【 変更ポイント 】
ハンドラーは、対面に移動せず、犬の横にいます。
GCTは「30秒」ですが、このテストでは「20秒」とします。
⑥呼び戻し (★変更しました)
【 変更ポイント 】
犬を預かる際に、判定員は犬に触らないことにします。
【NEW 2月18日 付記】
判定員は、犬の状態に合わせ、「失格にならないよう」 自然な形で
リードを保持することにします。
例) 触らない場合 ~ 犬が緊張していたり、触ることで飛びついてくることが予想される場合
触る場合 ~ 犬が友好的すぎるために、触ってほしいアピールをして、グルグル回ったり
判定員に身体をすりよせ始めるような場合、犬を落ち着かせるためにゆっくり触ります。
⑦他犬とのすれ違い (★変更しました)
【 変更ポイント 】
1)人と人の間隔を 「約2m」 にします。
2)すれ違うのみで、途中で停止せずに行き交います。
(挨拶は、声と会釈のみとし、両者が立ち止まって「お座り待って」をさせません。)
屋外での散歩中での 1場面を想定し、立ち止まっての挨拶ではなく、
自然な感じで、会釈を交わしながら、立ち止まらず、
お互いがすれ違えるかどうかを確認します。
不合格となるのは、GCT同様、ハンドラーの進行ラインに 「かぶった状態」で
犬が相手の犬や人のにおいをかいでいたり、リードが引っ張られるぐらいの
コントロールが不可能になる状態などです。
⑧ 飼い主による足拭きとブラッシング (★変更しました)
【 変更ポイント 】
ハンドラーによる 「日常的なケア」の様子を想定しています。
足拭きと、ブラッシングを適切に行えるかどうかを確認します。
⑨ 足元でのリラックス 5分間 (★変更しました)
【 変更ポイント 】
GCTの試験項目である 食事の際の 「テーブルの下」、 そして
お留守番時の 「クレートの中」の前段階として、
いわゆる<セトルダウン=足元等でリラックス>ができるかどうかを確認します。
愛犬とお散歩時に、ベンチでくつろいでいる、あるいは犬OKの店(ex ドッグカフェ)で
お茶を飲めるくらいのレベルかと思います。
犬のポジションや、犬の顔の向きは特に問いません。(眠っていても大丈夫です)
逆にハンドラーが「このポジションだと、ウチの犬は落ち着くな」という犬の性格を
しっかり把握して、管理できることがポイントです。(敷物の使用もOKです)
3回までは立ちあがっても良いですが、4回以上立ち上がると不合格になります。